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肩の痛みの原因

頚椎の病気

頸椎に生じる病気も、肩の痛みの原因となります。そのような頸椎の病気の代表的なものに頸部椎間板ヘルニア、変形性頸椎症、後縦靭帯骨化症の3つがあります。

このうち頸部椎間板ヘルニアと変形性頸椎症は、老化に深い結びつきがあります。20歳を過ぎた頃から、人の体は徐々に老化し始めますが、頸椎もその例外ではなく、老化が最も顕著に現れるのが、椎骨の間に挟まれた、衝撃吸収装置である椎間板です。椎間板は老化とともに水分量が減って、外側を覆う線維輪の柔軟性がなくなってしまい、傷みやすくなっていきます。

このような変化が始まると、頸椎の安定性が損なわれて首筋や肩が痛みやすくなります。椎間板の水分が減って厚みが減少すると、重なり合う椎骨の隙間がしだいに狭まってしまい、やがて骨と骨がこすれ合い、変形してしまいます。椎間板と椎骨にあらわれる老化現象が、頸部椎間板ヘルニアと変形性頸椎症を引き起こすのです。

頸椎の老化が進行して椎骨の変形が明確に見られる病気が変形性頸椎症です。椎骨の変形が始まると骨の表面に棘様の突起が生じ、この骨棘が椎骨の背中側に生じると、脊髄、神経根、血管を圧迫します。骨棘がさほど大きくないうちは圧迫も弱く、肩がこる程度ですが、症状が進行すると、肩や首の痛みや、痺れ、脱力感がとれなくなり、後頭部の痛みが現れるようになります。

また椎骨動脈を圧迫すると血行障害となり、脳への栄養補給がうまくいかず脳が貧血状態になって、めまいが起こります。さらに病状が進むと、骨棘が巨大化して脊髄を圧迫し、歩行や排尿などに障害が発生することもあります。変形性頸椎症は、初期のうちに適切な治療を受ければ、進行をかなり食い止めることができます。症状が重くなって日常生活に支障をきたす場合は、手術で症状の改善を図ります。

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